中弁連の意見

2010年(平成22年)6月11日

中国地方弁護士会連合会
理事長  山下 哲夫

 

 平成22年6月2日,横浜弁護士会に所属する弁護士が,同弁護士が所属する法律事務所内において業務中,事務所を訪れた男性から刃物で刺されて死亡するという痛ましい事件が発生しました。

 当連合会を代表し,ご逝去された会員に対し,謹んで哀悼の意を表します。

 報道によると,弁護士業務に関係した男性に刺殺された可能性があるとのことですが,このような行為は,基本的人権の擁護と社会正義の実現を使命とする弁護士の職務を暴力をもって妨害しようとするものであり,民主主義,司法制度に対する許すことのできない暴挙です。

 当連合会は,各弁護士会,会員と共に,このような卑劣な暴力にひるむことなく,弁護士の使命である基本的人権の擁護と社会正義の実現にむけて全力を尽くします。